昨年、日本テレビ系列で放送された特別番組第2弾「リアルロボットバトル日本一決定戦」。キングカイザーの出来と、親子の夢をかけた戦いに感動しましたが、はっきり言って他がたいしたことなかったのでもう2回目はないだろうと思っていたら、第2回が開催、再びキングカイザーの勇姿が見られると家族で楽しみました。(2014年12月2日(火)19時より日本テレビ系で放送)

リアルロボットバトル日本一決定戦 ルール
・高さ2m、重さ330kg未満の巨大人型ロボットがトーナメント戦で戦う。
・バトルフィールドは8m×8mの四角いリングで、3分1ラウンドの2ラウンド制。
・標的の10個のコアを身体に装着し、時間内に相手のコアを多く壊した方が勝ち。
・1ラウンドに1回30秒だけ、ルールに縛られない必殺技攻撃が出来る。

今回の出場は、ロボット工学博士、日本大学理工学部、タカラトミー+千葉工業大学、ふなっしーロボ、天才網野の風神、マルファミリーのキングカイザー、六体のロボット。

<第1回戦>
この番組のスポンサー・タカラトミーが企画、レーザー自動距離設定を持つ千葉工大のトランスフォーマー「オプティマスプライム」。対するは、お父さんがひとりで作り子供ふたりが操縦するマルファミリーの「グレートキングカイザーZ」。
結果はキングカイザーが最後コントロール不能になりながらも9対1で圧勝!うちの息子と私は、タカラのおもちゃは目茶苦茶すごいのになんで、オプティマスは、こんなのなんだ、おもちゃを大きくすればいいだけじゃないのか?千葉工大もこんなポンコツしか作れないバカなのか。

<第2回戦>
個人でいろいろなロボットコンテストで優勝している天才奇才・網野さんの「風神」。かわいいデザインと拳が高速回転する腕を持つ。これぞまさに「リアルロボットバトル」で見たかったスーパーがロボット!対するは打倒キングカイザー目標の日大・六本腕の「ガントン」。
始まって早々、メインの2本の腕動かないガントン。それでも頑張るガントンだったが、風神の回転パンチでもうボロボロバラバラに。あまりにもちゃちい作りに家族で大笑い。10対2で圧勝!息子が絶対、こんな大学には入りたくないと。

<第3回戦>
夢やロマンでやっているわけではない社会のためになる研究だと言う博士の「バトロイド」、骨組みだけで外見無視の機能特化の工業ロボット。対するは番組製作の「ふなっしーロボ」。本物そっくりのふなっしーロボで頭と腕が360度ブンブン回転するなかなかの出来なんですが、始まる直前に腕の動きが壊れてブンブン回転だけで勝負。しかし、ふなっしーロボ、ボロボロになりながら大健闘。結果は残念ながら、7対5でパワーと技術のバトロイドが勝利。

<準決勝>
どうやって対戦相手をきめるかというとコアポイントの数が多いものがシード権を獲得とのこと。なので準決勝は、「バトロイド」対「キングカイザー」。どちらも人間の離れた動きがそのままロボットに伝わり、そのまま同じ動きをする「マスタースレープシステム」方式。
しかしポリシーは「これはロボット研究で暇つぶしやロマンじゃない」という博士(髭をはやしたなかなか威厳のある理知的なかっこいい)と明らかにゲッターロボとマジンガーZを足して割ったようなデザインの「キングカイザー」でアニメおたくっぽい(アンガールズ田中似の庶民的な)お父さんの「夢とロマン」との対決。
技術とパワーのバトロイド(2足歩行じゃないのって反則だろ!)と夢とロマンの詰まったアニメロボ・キングカイザーは、圧倒的なパワーを持つ悪の帝王に挑む根性と努力で一途に戦う健気な親子の構図となり、不利なキングカイザーを応援する私と息子。
パワー負けしながらも、子供の見事な操縦で戦うキングカイザーはもうアニメの主人公そのもの。
結果は8対2で、キングカイザー感動の勝利。明らかに操縦者のテクニックの差。博士はこれは研究で勝つことが目的でないと言ってたくせに、来年頑張ると。

<決勝>
いよいよ、デザイン・技術ともに完璧なロボット「風神」対、アニメを実現させた「キングカイザー」の対決!
ってキングカイザーがムチャ不利、なんせボロロボットと楽な対戦1つしかしていない風神と、頑丈なオプティマスとハイレベルの工学技術のバトロイドと戦い傷つき消耗しているキングカイザー。キングカイザー、絶体絶命の危機、ピンチのヒーロー。かわいい風神が、悪に見えてきた。
決勝戦直前、やはり過酷な戦いをしたキングカイザーがショートして動かない!このままマルファミリーチーム失格かと。お父さんがいくら調べてもショート箇所がわからない。そこに敵の網野さんが協力も申し出て、さらに他の参加者も手伝い動けるようになるという感動のドラマ。
圧倒的パワーのトルネードパンチを腕のブレードとすばやい動きでふせぎながら、必死に戦うキングカイザーは互角の勝負を。1ラウンドは1対1で、終了。
第2ラウンド、防戦一方ながらもテクニックで4ポイントを加えるキングカイザー、もう逃げ切れば勝利というあと15秒で故障で動かなくなってしまった。15分の修理タイムで動かなければテクニカルアウトで失格。あと15秒、それもポイント勝ちしているのに。見ててヒヤヒヤ。
ギリギリで動くようになりバトル再開。ところが風塵の猛攻撃に次々コアが別れていく。15秒の悪夢!試合終了、一体いくつ割られたのか、前面の3つははっきりしているが、見えないところがいくつ割られているのかがわからなくてドキドキ。
そして結果発表!5対4で、キングカイザーの勝利。「天才技術者」VS「家族チーム」は、家族の愛が勝利を治めるというまさにアニメ展開。私と息子は大興奮の大ハシャギ。

今回、笑いと感動と接戦で、大盛り上がり!是非とも、親子VS天才VS博士の上位3チームの今回のアニメを絵に描いたようなバトルをまたみせてもらいたいものです。しかし大学チームは、なんでまともなロボット作れないんだろう。